もうすぐ11月だ

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10月末に入り、肌寒さを感じるようになった。

11月に入ると、ディケア「嵐山寮」の前の道路は観光客でごった返す。

人力車も何台かが通り過ぎてゆく。

昔の嵐山近辺は、物静かで情緒があった。

昔、私が大好きでよく聞いていた。

タンポポ」という歌手がうたっていた「嵯峨野さやさや」という歌があった。

この歌の中の中、「雨の落柿舎 たんぼ道」とか「藪の茶店で書く手紙、昨日別れたあの人に」という「寂しく、せつない」フレーズで表されている。

「朝の祇王寺、苔の道 心変わりをした人と、責める涙が濡らすのか」このフレーズからは、

平家物語」に登場する女人たちの「悲恋物語や栄枯盛衰、競い合いを乗り越え、仏の道に入り、世の無常を悟り、静かに生きた女人たち」の物語の舞台である。

 京都嵯峨野に 吹く風は
    愛の言葉を 笹舟に
    のせて心に しみとおる
   

最後のフレーズで、過去に起ったことは、この笹船に乗せて流してしまおう、そして再出発しよう、綺麗な歌声と優しさを感じさせる歌でした。

そして大好きな歌でした。

「落柿舎とは」、俳聖芭蕉翁の弟子向井去来が「小倉百人一首」で有名な「小倉山」の麓にたてた。小さな庵です。

その目立たない庵とたんぼ道静かや「藪の茶店」とかが。

 

             H.N

 


    作詞:伊藤アキラ(C)
    作曲:小林亜星(C)
    歌唱:タンポポ
    編曲・MIDI制作:滝野細道 

    (一)
    京都嵯峨野の 直指庵 
    旅のノートに 恋の文字
    どれも私に よく似てる
    嵯峨野笹の葉 さやさやと
    嵯峨野笹の葉 さやさやと

    (二)
    雨の落柿舎 たんぼ道
    藪の茶店で 書く手紙
    きのう別れた あの人に
    京都嵯峨野の 笹が鳴る
    京都嵯峨野の 笹が鳴る

    (三)
    朝の祗王寺 苔の道
    心変わりを した人と
    責める涙が ぬらすのか
    嵯峨野笹の葉 さやさやと
    嵯峨野笹の葉 さやさやと

    (四)
    京都嵯峨野に 吹く風は
    愛の言葉を 笹舟に
    のせて心に しみとおる
    嵯峨野笹の葉 さやさやと
    嵯峨野笹の葉 さやさやと

    さやさやと
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