秋の終わりに

休日、久々に祇園をブラブラ散歩していた。

祇園といえば、京都の中でもっとも有名な場所であり、舞妓さんもちょこちょこ歩いていて、まさに京都らしい。

ブラブラ散歩してるうちに、偶然と珍しい寺を発見した。

正伝永源院という寺で、私自身も初めて聞くし、そこから興味を持ち、寺の中に入ることにした。

この寺は普段は非公開だけど、今回は特別公開されていて、今行かないと次行く機会がいつあるのかと思い、思い切って行くことにした。

あまり詳しいことは知らないけど、細川家ゆかりの寺であり、織田信長の弟・織田有楽斎が晩年、この地に茶室を設け、茶の湯を極み、趣味を生きたといわれる。

庭園の中央に、戦国の茶人・武野紹鴎の供養塔が建てられ、奥には、有楽斎が建てた茶室が再現されていて、丁度この時期だから、紅葉も綺麗に観れた。

そのあとも、祇園の街をほかにも珍しいものがないかと思いながらブラブラしていた。

ま、そんなこんなで休日を過ごしていたのである。

嶧田大輔